ウェルネスフードアワード2023年 受賞商品

​金賞・銀賞・銅賞が2023年8月4日の授賞式にて発表されました!

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最優秀賞】

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商品名:

 ビフィズス菌MCC1274

 森永メモリービフィズス記憶対策シリーズ

加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されているビフィズス菌MCC1274を配合した機能性表示食品群です。

ヨーグルト・ドリンクヨーグルト・サプリメントなど複数のラインナップによりお客様の幅広いニーズに応えます。

高い科学的信頼性を有した20報以上の論文成果をはじめ、50年以上にわたりビフィズス菌を研究してきた森永乳業の技術力が結実した商品です。

Vintage Frame Border
Vintage Frame Border

森永乳業株式会社

アンチエイジング部門

アンチエイジング部門

抗酸化、肝機能改善、血行促進、ホルモンバランス、肌改善など

アンチエイジング対策を目的としたものを対象

抗酸化、肝機能改善、血行促進、ホルモンバランス、肌改善など

アンチエイジング対策を目的としたものを対象

商品名: 澄 SUMU

“澄”は、お米で日本で初めて「米由来グルコシルセラミドが肌が乾燥しがちな方のお肌の潤いを維持する」として、届出公開された機能性表示食品のお米です。

おいしさと続けやすさにこだわっており、玄米の表面に独自の加工を行い、豊富な栄養素を残しつつ、まるで白米のような食べやすさを実現した商品です。

また、白米と同じ調理時間で食べられるため、通常の玄米よりもとても簡単に食べられる商品となっています。

高純度クリルオイル100%配合のエイジングケアサプリメント決定版『Redmega100』

若々しい毎日を送るために欠かせないオメガ3。

原料の南極オキアミ由来のクリルオイルはリン脂質型オメガ3を豊富に含み、従来のTG型オメガ3に比べ約2倍の生体利用率が期待できます。

また、心臓、関節、認知機能、PMS、ドライアイ、美肌などのエビデンスが豊富な素材。

本品は分子蒸留法により、リン脂質型オメガ3の濃度を高めた高純度クリルオイルを日本初採用しています。

商品名:

 ドールスウィーティオパイナップル

スウィーティオパイナップルはパイナップルで"初"の「機能性表示食品」、さらに、果実で"初"となる肌の機能性においての「機能性表示食品」の届出を完了した商品です。

「パイナップル由来グルコシルセラミド」で肌の調子を整えて頂きたいという想いで、「パイナップルでプル活!」キャンペーンを展開しております。


現在、第2回キャンペーンを8/31まで開催しております!

詳細は弊社HPをご確認ください。

https://dolesunshine.com/lp/jp/purukatsu/

(※上記キャンペーンは2023年8月で終了しております)

Golden Crown

株式会社ミツハシ

Crown with silver effect

株式会社エバーライフ

商品名: レッドオメガ100

Copper Crown Icon

株式会社ドール

フィジカルファンクション部門

フィジカルファンクション部門

抑制・燃焼系ダイエット、骨・関節・筋肉サポート、中性脂肪やコレステロール値などの

改善など、スポーツ、ダイエット、生活習慣予防を目的としたものを対象

抑制・燃焼系ダイエット、骨・関節・筋肉サポート、中性脂肪やコレステロール値などの

改善など、スポーツ、ダイエット、生活習慣予防を目的としたものを対象

商品名: オクラからのエール

なぜ?オクラをパウダーに?

鹿児島県指宿市はオクラ生産量日本一です。

しかし産地が故の課題も…それはオクラ特有の曲がりやキズで流通されない規格外品の多量発生。食べられるのにもったいない!そこで、栄養豊富なオクラを、いつでも手軽簡単に楽しんで頂けるよう、粉末化。更に産学官及び市民と連携を図り、オクラでは初の機能性表示食品を取得しました。

地域資源だからこそ、オクラのスペシャリストを目指します。

商品名:

 琉球ヤムサプリ

 LeQ'om「レキオム」

琉球国時代から沖縄に伝わる熱帯系ヤムイモ、琉球ヤム(別名:クーガ芋)。

希少な高級食材として一般に出回る事は少なかったのです。

2008年、世界最速のジャマイカ代表スプリンターが世界を驚かせました。

彼はヤムイモを常食とし、強さの秘密として紹介され、琉球ヤムはそれと同成分を豊富に含み脚光を浴びることとなります。

このユニークなストーリーから琉球ヤムの機能性研究が産学連携で進められ、遂に琉球ヤムサプリ「レキオム」が完成したのです。

商品名:

 リセットナッツ きなこ風味

食事と一緒に食べるだけで、ストレスなく中性脂肪対策が叶う機能性表示食品「リセットナッツ」。

ロート製薬グループ エムジーファーマの独自開発成分「メタップ」を機能性関与成分として配合し、食事の脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えることが報告されています。

ナッツに自然な甘みの香ばしいきな粉をコーティング。おやつ感覚としてもお召し上がり頂けます。

「リセットナッツ」で無理せず気になる脂肪対策を。

Golden Crown

有限会社エール

Crown with silver effect

株式会社沖縄テレビ開発

Copper Crown Icon

エムジーファーマ株式会社

免疫・栄養バランス部門

免疫・栄養バランス部門

整腸効果、貧血予防改善、オーラルケア、マルチバランス、グリーンチャージなど

免疫対策対策や栄養バランスを目的としたものを対象


整腸効果、貧血予防改善、オーラルケア、マルチバランス、グリーンチャージなど

免疫対策対策や栄養バランスを目的としたものを対象


商品名:

 そのもの納豆菌シリーズ

 「そのもの納豆」

本当にからだに良いものは、原料そのもの。

『そのもの納豆』は、納豆の豊富な栄養と生きた納豆菌を効率よく摂れる納豆粉末100%の完全無添加サプリメントです。

原料となる大豆と納豆菌は、佐賀県江北町有機研究会が栽培する大豆と当社独自の「そのもの納豆菌」を厳選しました。

2022年9月、納豆カプセル摂取による腸内細菌叢の変動及び健康効果への影響確認試験の結果をまとめた論文が国際学術誌「Nutrients」に掲載されました。

米・米麹・17種類の国産雑穀というシンプルな素材を長時間熟成糖化することで、甘酒らしさを保ちつつ、すっきりした飲み口です。

ノンアルコールタイプなので、いつでも誰でもお飲みいただけます。

また、金沢工業大学との共同研究と岐阜県の米生産者の協力で特殊なお米を入手。

腸内環境改善に効果のある「レジスタントプロテイン」を従来品の約4倍含む、腸活に特化した甘酒を開発することに成功しました。

商品名: 卵白バー

タマゴ由来の良質なタンパク質を、いつでもどこでも手軽に摂取出来る様、バー形状に加工した商品です。

1 本で 10 グラムのタンパク質を摂取する事が出来ます。

また、コレステロールゼロなので、沢山食す事に対する懸念点を払拭しています。

味は厚焼きタマゴに近く、栄養補助食品としては食べ易く仕立てていますので、アスリートの体づくりや、高齢者のフレイル予防等に、日々の食生活の中で是非ご活用頂ければと考えています。


Golden Crown

そのもの株式会社

Crown with silver effect

株式会社コーセーフーズ

商品名:

 こうじや里村

 すっきり飲める腸活甘酒RP

Copper Crown Icon

ISEホールディングス株式会社

認知・睡眠部門

認知・睡眠部門

ストレス緩和、覚醒効果、アイケアなど

認知および睡眠改善を目的としたものを対象

ストレス緩和、覚醒効果、アイケアなど

認知および睡眠改善を目的としたものを対象

商品名:

 ビフィズス菌MCC1274

 森永メモリービフィズス記憶対策シリーズ

加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されているビフィズス菌MCC1274を配合した機能性表示食品群です。

ヨーグルト・ドリンクヨーグルト・サプリメントなど複数のラインナップによりお客様の幅広いニーズに応えます。

高い科学的信頼性を有した20報以上の論文成果をはじめ、50年以上にわたりビフィズス菌を研究してきた森永乳業の技術力が結実した商品です。

商品名:

 働くアタマとカラダの脂肪に   

 ホップ効果

「注意力対策とお腹周りの脂肪対策の新習慣」

注意力(認知機能)とお腹周りの脂肪(体脂肪)を同時にケアする史上初の機能性表示食品。世界最大級のハーブであるホップに着目し、20年以上のホップ研究の末に誕生。

産学官の研究に裏打ちされた科学的エビデンスに基づく信頼性、2つの機能があるのに少量小粒で飲みやすい形状、食経験豊富なホップという安心感により、元気な毎日に必要なアタマとカラダの健康を手軽にケアできます。

商品名:

 サラダ小松菜NEO(ネオ)

眼の調子を整える機能を持つルテインを含む生鮮食品(小松菜)の機能性表示食品です。

機能性成分のルテインを手軽にかつ気軽に、野菜から効率よく摂取することができます。

独自の栽培方法で、やわらかく生で食べられる特徴を持っています。

いつもの食材と一緒に加熱料理にも利用することができます。安定したルテイン含有量で一年を通して供給することが可能です。

Golden Crown

森永乳業株式会社

Crown with silver effect

キリンホールディングス株式会社

Copper Crown Icon

株式会社森島農園

ウェルネスフードアワード2023受賞企業

インタビュー

ウェルネスフードアワード2023受賞企業

インタビュー

昨年のウェルネスフードアワード2023にて

見事受賞された企業8社にインタビューを実施いたしました。


順次更新してまいりますので、応募の際のご参考に、ぜひお読みください!

最優秀賞

インタビュー


アンチエイジング部門 金賞

インタビュー


フィジカルファンクション部門 金賞

インタビュー


フィジカルファンクション部門 銀賞

インタビュー


免疫栄養バランス部門 金賞

インタビュー


免疫栄養バランス部門 銀賞

インタビュー


(厚生産業株式会社)

認知・睡眠部門 銀賞

インタビュー


認知・睡眠部門 銅賞

インタビュー


最優秀賞

■受賞企業: 森永乳業株式会社

■受賞商品:

  ビフィズス菌MCC1274

  森永メモリービフィズス記憶対策シリーズ

加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力、空間認識力を維持する働きが報告されているビフィズス菌MCC1274を配合した機能性表示食品群です。

ヨーグルト・ドリンクヨーグルト・サプリメントなど複数のラインナップによりお客様の幅広いニーズに応えます。

高い科学的信頼性を有した20報以上の論文成果をはじめ、50年以上にわたりビフィズス菌を研究してきた森永乳業の技術力が結実した商品です。

インタビュー

大野 和也 氏

 森永乳業株式会社

 研究本部 基礎研究所 腸内フローラ研究室 研究員

---ウェルネスフードアワード2023に応募した理由を教えてください。


今回応募したメモリービフィズス 記憶対策ヨーグルト・サプリメントは、2021年から機能性表示食品として発売しています。しかしなかなか商品の認知度が上がらず、消費者にどう浸透させていくべきか、マーケティング上の課題を抱えていました。

一方で40代などの早い時期から、認知機能を維持し、健常寿命を延伸するための適切な対策を発信していくことも非常に重要だと思っていました。

もちろん、関与成分であるビフィズス菌MCC1274についても、多くの人に知ってもらいたい。

何かアピールできる良い機会がないかと探していたときに、このアワードを知りました。

---最終審査は審査員の前で

 3分間のプレゼンテーションがありましたね。

 その時の心境をお聞かせください。


高名な先生がずらっと並ばれていることもなかなかないので、緊張しました。特に3分という短い時間の中で、何を伝えるべきか?というのは悩みました。

研究内容も伝えたい、でも商品のこともきちんと紹介したいと悩みましたが、わかりやすくストーリーを伝えることに注力してプレゼンテーションしました。

---受賞した結果をどのように活用頂けましたか?

ヨーグルトとサプリメントのマーケティング部門に受賞結果を共有したり、ニュースリリースを公開したり、オンライン広告に受賞ロゴを掲載するなど、受賞結果は様々なところで活用しました。やはりロゴがあると、何か受賞したのだとパッと見てわかりやすいため、社内では好評だと聞いています。

---社員の皆さまの反応はいかがでしたでしょうか。

もともとマーケティングチームからも、商品PRに繋がるような受賞歴がほしいという要望がありました。

受賞すると、審査員からのお墨付きを頂けるため、消費者の安心材料の1つに繋がります。だからこそ、

この受賞結果は喜んでくれたかなと思います。


また研究・開発メンバーも喜んでいました。弊社では約10年前から認知機能を維持できるような素材はないかと考え、ビフィズス菌MCC1274を特定しました。

長い年月をかけて見つけ出したものです。だからこそ、数ある応募の中から、認知睡眠部門で金賞を受賞できた、さらに最優秀賞をいただけたことで、私たちが開発してきた素材がそれだけのポテンシャルを持っているのだと強い自信に繋がりました。

---最後に今後の展望をお聞かせください。


私自身、この認知機能の分野は大きな転換点を迎えていると感じています。

近年、PET検査や血液から将来のリスクを予測することが可能になりつつあります。

今までは記憶力の維持と言っても体感効果を感じる場面が限定されていましたが、今後は定量的なデータとしてフィードバックを得ることが可能になるかもしれません。

私たちは食品という消費者が手軽に継続できる商品で、認知機能対策など様々な健康課題の解決に取り組んでいます。

今後もビフィズス菌MCC1274の作用機序の解明や新規機能性の探索を進め、この素材のポテンシャルを高め、新しい商品開発に繋げていきたいと考えています。

アンチエイジング部門 金賞

■受賞企業: 株式会社ミツハシ

■受賞商品: 澄 SUMU

“澄”は、お米で日本で初めて「米由来グルコシルセラミドが肌が乾燥しがちな方のお肌の潤いを維持する」として、届出公開された機能性表示食品のお米です。

おいしさと続けやすさにこだわっており、玄米の表面に独自の加工を行い、豊富な栄養素を残しつつ、まるで白米のような食べやすさを実現した商品です。

また、白米と同じ調理時間で食べられるため、通常の玄米よりもとても簡単に食べられる商品となっています。

インタビュー

坂田 理 氏

 株式会社ミツハシ

 精米事業本部 精米営業部 部長代理 兼 特販課長

---ウェルネスフードアワード2023に応募頂いた理由を教えてください。


2023年4月に新たに健康米ブランド「KoMeTa」を立ち上げました。

このブランドには、お米から健康的な食生活を応援したいという気持ちを込めています。

第1弾の商品として発売したのが、受賞したお米「澄 SUMU®」です。

当時まだ立ち上げたばかりということもあり、多くの方々にこの商品の魅力を知ってほしい、伝えたいと思い、このアワードに応募させていただきました。

---最終審査時、受賞の結果を聞いたときの感想をお聞かせください。


当時私は展示会場のブースで接客対応していました。

その際、プレゼンテーションを担当していたメンバーが満面の笑みでブースに戻ってきた光景は、忘れられません。金賞を受賞できたことは、非常に嬉しかったですね。もちろん、私だけでなく、商品開発や販売に取り組んでいたメンバー全員で喜びましたね。

また審査員の皆さまにこの商品の魅力をしっかり評価していただけたということも感謝しております。

---受賞した結果について、何かに活用頂けましたでしょうか。


会社として受賞したことを広くアピールするために、プレスリリースを出しました。

さらに弊社のホームページにも同様に掲載しております。

また商品専用のブランドサイトや、ネット販売サイトにおいても、受賞した結果や受賞ロゴを大きく掲載しております。

多くの方々に受賞した結果をアピールしつつ、販売促進に繋げられるように取り組んでおります。

 楽天市場商品サイトに 

 掲載されている画像 ▶

https://item.rakuten.co.jp/3284rice/kometa_sumu/

実際、この商品に関心を寄せていただくきっかけにはなっていると思っています。

また本商品は精米品・玄米加工品として、肌が乾燥しがちな方のお肌の潤いを維持する効果がある日本初の機能性表示食品です。

私たちの取り組みが、審査員の方々つまり第三者の立場で評価してくださったという部分が商品アピールに繋がっていると感じています。


KoMeTaブランドは、エビデンスが確立された機能性表示食品の健康米ブランドです。

そのため、エビデンスが必要不可欠です。とはいえ、会社は70年以上の歴史がありますが、機能性表示食品を届出するのは初めての試みでした。開発の部分では非常に苦労しましたね。

今までの米の枠を変える必要があると思い、パッケージのデザインはスタイリッシュなデザインに仕上げ、商品名も「澄 SUMU」と漢字一文字とアルファベットにするなど、多くのところにこだわりました。


もう1つのこだわりとしては、今回の商品が無添加ということです。

添加をすれば、様々な栄養素を補える価値をつけられます。

しかし、私たちお米業界そしてお米のメーカーとしては、無添加であることを重視しました。

つまりお米本来の力を最大限に引き出し、それを多くの方々に改めて認識していただき、理解していただくことを強調したいです。

---今後の展望をお聞かせください。


お米を変える。あしたが変わる。あなたの食卓に、お茶碗一杯の健康を。


これが、KoMeTaに込めた想いです。

健康でありたい皆さまを応援したいという気持ちから、誕生したブランドです。

「澄 SUMU®」は第1弾商品で、これからシリーズ化していく予定です。

第2弾、第3弾と商品展開も考えておりますため、今後も「澄 SUMU®」に続く商品を発表していきます。

先ほど申し上げた通り、「お米と健康」をコンセプトに、皆さまの健康を応援していくために、これからも活動を続けていきたいと考えております。

フィジカルファンクション部門 金賞

■受賞企業: 有限会社エール

■受賞商品: オクラからのエール

なぜ?オクラをパウダーに?

鹿児島県指宿市はオクラ生産量日本一です。

しかし産地が故の課題も…それはオクラ特有の曲がりやキズで流通されない規格外品の多量発生。食べられるのにもったいない!

そこで、栄養豊富なオクラを、いつでも手軽簡単に楽しんで頂けるよう、粉末化。更に産学官及び市民と連携を図り、オクラでは初の機能性表示食品を取得しました。

地域資源だからこそ、オクラのスペシャリストを目指します。

インタビュー

倉本 哲 氏

 有限会社エール 

 代表取締役

---2年連続で応募頂いたオクラエールですが、

 ウェルネスフードアワードに応募頂いたきっかけを教えてください。


九州地域バイオクラスター推進協議会からお声がけくださったことがきっかけです。

我々の会社が鹿児島にあるということもあり、本協議会に会員企業として参画しております。

ここで開催されました素材・製品コンテスト2021において、最優秀賞を頂くことができ、こういったイベントを通じて商品を広めていけると感じました。

我々が使用しているオクラは、普段食べる野菜としての認知度はあり、マイナーな食材と比較するとニーズは高いと思っています。

しかし、健康食品の材料としての“オクラ”という意味では、認知度は低いです。

こういった食のアワードを通じて、商品のPRをしていきたいと思い、応募させて頂きました。

---最終審査の結果、フィジカルファンクション部門の金賞を受賞という結果でしたが、

 その時のお気持ちをお聞かせ下さい。


正直、非常に嬉しかったですね。なかなか我々のような地方企業、かつ本業が電子部品組立事業を行う異業種な会社が、大手企業もいる中で賞を取れたことは嬉しいです。

賞を取れなかったとしても、ああいった場(最終審査会場)で発表できたということ自体が良かったなと思っています。

実は他の地方企業の方から、「なぜ受賞できたのか」という質問を頂きました。

やはり我々の強みは、地域資源を活用するということです。

さらに、ただ地域資源を扱うだけではなく、行政や大学を巻き込み、産学官連携でビジネスが作れたことは、大きいです。

2015年頃、鹿児島県指宿市の市民の健康増加を目的に大学で研究を行う一環で、我々が取り組んでいたオクラも検討してほしいと依頼したことが、産学連携の始まりです。

そこから研究を重ねつつ、市の直接事業を活用するといった市との連携も取りながら研究を進めていきました。なかなか大変な取り組みではありましたがね。

---受賞した結果を何かに活用は頂けましたでしょうか。


こういったアワードに受賞し評価されています、ということをホームページや資料に乗せることで、きちんと第三者、そして業界からの評価を得ているというアピールになりました。

特に海外のフィクサーからすると、そういう受賞に対して高い関心があります。

受賞経歴があるかないかで、海外の方の反応というのは違いますからね。

---今後の展望をお聞かせください。


このアワードにおいてもそうですが、弊社のオクラを粉末にしたものに評価頂いた、さらに機能性効果についても評価を頂いたのは嬉しく思っていますが、やはり地域連携で商品開発を取り組んでいる、この部分を大きく打ち出していきたいです。

弊社だけでなく、オクラエールの原料を他の企業も、おかしなどの開発にも使ってほしいと思っています。

また、現在進めておりますが、機能性関与成分だけを抽出する研究も進めています。

この先商品と地域活性化を結び付けながら、今後も商品開発を進めていきたいと思っています。

フィジカルファンクション部門 銀賞

■受賞企業: 株式会社沖縄テレビ開発

■受賞商品:

  琉球ヤムサプリ LeQ'om「レキオム」

琉球国時代から沖縄に伝わる熱帯系ヤムイモ、琉球ヤム(別名:クーガ芋)。

希少な高級食材として一般に出回る事は少なかったのです。

2008年、世界最速のジャマイカ代表スプリンターが世界を驚かせました。

彼はヤムイモを常食とし、強さの秘密として紹介され、琉球ヤムはそれと同成分を豊富に含み脚光を浴びることとなります。

このユニークなストーリーから琉球ヤムの機能性研究が産学連携で進められ、遂に琉球ヤムサプリ「レキオム」が完成したのです。

インタビュー

新里 一樹 氏

 株式会社沖縄テレビ開発

 営業企画部 部長

---ウェルネスフードアワード2023に応募した理由を教えてください。


研究開発を行っていくと、プロダクトアウト型になってしまうことがあります。

もちろん、これまでも多くのユーザーからヒアリングさせていただき、ユーザーにフィットする商品を開発することはやってきています。しかし、いざ商品を発売するとなったときに、本当に私たちが開発した商品と、ユーザーニーズのギャップがあるのかなと少し不安になる部分もあります。

そこで客観的に、かつ専門家の皆様に評価いただける機会があったほうがいいのではと思い、応募しました。


特に健康食品やサプリメントを中心とした専門家が審査されるということでしたので、どのように評価いただけるのか、専門家の生の声を聞くいい機会、そして弊社にとってメリットであると感じ、応募を決断しました。

---最終審査では審査員9名の前でプレゼンテーションを行う場面がありました。

 当時どのような思いで臨まれましたか?

正直に言いますと、やはり最終審査に出るからには1番を取りたい!思っていました。

最終審査に残ったからには、最優秀賞を狙って準備しました。

プレゼンテーションの準備も重ねてきましたし、恐らく100回以上は練習しました。

どういう見せ方、伝え方にすれば、私たちが伝えたいことが審査員へ伝わるのかを考えていました。

結果が全てではありませんが、評価をいただくことで、しっかり私たちが研究してきたという安心感につながる可能性もあるだろうと思っていましたため、受賞の色(金・銀・銅)というのもこだわりました。

---受賞の結果を受けた後、どのような反響がありましたか?

受賞後は、沖縄の地元新聞社より、沖縄から初めて本アワードを受賞したという記事を出して頂きました。

やはり私たちの商品は、まだまだ認知度が低いというところもありましたので、客観的な評価として、レキオムが銀賞を受賞できたとメディアを通して報告できたというところはすごく大きかったのかなと思います。


また1番喜んでくださったのは、現在契約をしている農家の皆さんでしたね。

現在25名ほどの農家さんと契約をしているのですが、私たちが市場を段階的に拡大していく中で、農家の皆さんへ栽培面積を増やしていただきたいとずっとお願いしていました。

しかし農家さんの立場からすると「急に私たちが琉球ヤムの買い取りをしなくなるのではないか?」「本当にこの商品が売れていくのか?成功するのか?」と不安を抱えていた方もいらっしゃいました。

そのような方々に、ウェルネスフードに特化したアワードにおいて評価いただけたというのは、農家さんにとっても少なからず自信を持っていただけたのではないかと思っています。

農家さんからの喜びの反響が、私たち自身もうれしく感じます。


また、私自身もこの商品に伴う研究開発をやってきてよかったと感じることができました。

開発中、時には周りから本当にできるのか?と冷たい視線を受けることもありました。

それでもこれまで培ってきた研究経験をベースに、10年以上開発してきたことが、身になり、次への一歩に繋がる形になれたのではないかとも思っています。

---受賞した結果をどのように活用して頂けましたか?


チラシや、ポスターといった販促物には全て受賞ロゴを入れております。

また私たちの親会社がテレビ局ということもあり、昨年の9月よりテレビCMを沖縄県内で放送しており、そこにも必ず受賞ロゴを入れています。

また新聞社の方にも受賞したことだけではなく、ウェルネスフードアワードがどういうものなのかという説明も入れて頂きました。やはりどういうアワードで、どういう価値があるのかというのも読んでいただかないと一般消費者に伝わらないと思ったためです。

今後も続けて沖縄の商品が応募され、受賞されていくことを私たちも期待しています。

---今後の展望をお聞かせください。


私たちの基本的な市場浸透の戦略として、商品のブランド、ブランディングというところを意識していこうと思っています。機能的価値、情緒的価値、安全性というところに加えて、誰がどのように使ったか、どのように競技に組み込んで、目標達成に影響したのかっていうところを可視化する。そこをこだわっていきたいと思っています。

私たちは中小企業で、かつ食品メーカーではない業種からスタートしている会社です。

なかなか難しいことであるとは思いますが、1人でも多くの方に手に取っていただけるよう、しっかりやっていきたいと考えています。

また国内のみならず、海外への展開も視野に入れています。

アメリカをはじめ、シンガポール、台湾、香港など東南アジアでは人々の健康意識が高く、フィットネスやスポーツに関する関心も上がっていると基礎調査でわかりました。

そのため、早い段階から海外への展開も進めていきたいと思います。

免疫栄養バランス部門 金賞

■受賞企業: そのもの株式会社

■受賞商品:

  そのもの納豆菌シリーズ「そのもの納豆」

本当にからだに良いものは、原料そのもの。

『そのもの納豆』は、納豆の豊富な栄養と生きた納豆菌を効率よく摂れる納豆粉末100%の完全無添加サプリメントです。

原料となる大豆と納豆菌は、佐賀県江北町有機研究会が栽培する大豆と当社独自の「そのもの納豆菌」を厳選しました。

2022年9月、納豆カプセル摂取による腸内細菌叢の変動及び健康効果への影響確認試験の結果をまとめた論文が国際学術誌「Nutrients」に掲載されました。

インタビュー

日高 絵美 氏

 そのもの株式会社

 取締役社長

---ウェルネスフードアワード2023に応募頂いた理由を教えてください。


販売パートナー開拓を目的に、展示会出展を検討しておりました。

展示会の情報収集をした中で、ウェルネスフードジャパンのテーマと弊社の目的が一致したため、出展することを決めました。その中で、ウェルネスフードアワードのお話を伺いました。

大きな展示会は初めてということもあり、コストをかけるのであれば色んなものを最大限に活用したいと思い、アワード応募にチャレンジしてみようかと思ったのがきっかけです。


アワードのコンセプトであるウェルネスフードの普及と健康寿命の延伸が、弊社商品のコンセプトとピッタリだ!と思いました。

今回の応募条件は、「第三者機関が入って評価した機能性エビデンスがあるか」「農水産物など地域素材の魅力を引き出しているか」「安心安全や環境といった喫緊の食関連テーマに取り組んでいるか」「美味しさ、使いやすさ、または楽しさに伴う工夫に加えて健康増進に寄与する商品設計を行っているか」というものでしたが、弊社の活動は、この4つ全てに該当しています。

私たちも商品開発を行う上で、自治体や生産者、地元住民と共に、大規模な実証試験を行ったことから、私たちがやってきたこれまでの取組を専門家の方々に評価していただく絶好の機会と捉え、応募を決意しました。

---免疫・栄養バランス部門の金賞を受賞されたときの

 お気持ちをお聞かせ下さい。

まず、書類選考となる第一次審査を通過したときは嬉しかったです。

すぐに最終審査に向けてプレゼン資料の作成とプレゼンの練習を開始しましたね。

他の選考社も商品へのこだわりや開発の苦労が伝わる大変良いプレゼンで、とても緊張しましたが、楽しい時間でした。

受賞発表の際は、まず銅賞から読み上げられるじゃないですか。

銀賞のときも弊社の名前がでなかったので金賞は間違いないと思いながらも、結果を読み上げられるまではドキドキしていましたね。

結果を聞けたときは、一緒に同席して見守っていただいた学術顧問の小笠原先生と手を握り合って喜びました。受賞後に、受賞商品の特設ブースに並んでいたのは誇らしかったです。

---受賞後、商品に対する反響や変化はありましたか。


​やはり、第三者評価ってすごいと思います。

何より今回、免疫・栄養バランス部門での最高位金賞受賞ということも大変意義があり、ウェルネスフードアワード自体の事を知らずとも、審査員に専門の方々がいらっしゃるという話を、商談の中で行うと関心を持ってくださいます。

また薬機法上、どれだけ自社で研究していても、広告上で効能効果をうたえません。

そのような中で、免疫・栄養バランス部門での受賞という結果をうまく商品PRに活用できていますので、この受賞は、商品PRにも大きな効果をもたらしてくれていると思います。

---受賞結果はどのように活用されていますか。


受賞後はすぐにプレスリリースを出しました。

プレスリリースは過去自社で発信したプレスリリースのPV数と比較すると多かったです。

また、福岡の地域経済情報誌「ふくおか経済」からも受賞の結果を見てくださり、取材していただくなど弊社の活動に再注目されるきっかけにもなりました。

そのもの株式会社 様 ホームページより ▶

https://sonomono.jp/award/wellnessfoodaward/

また弊社では、公式サイト、Amazon、楽天等で商品を販売しており、受賞ロゴだけでなく、ウェルネスフードアワードとはなんぞやというところも明記して、このアワード受賞の価値を伝えるようにしています。

マーケティングにも力を入れており、受賞ロゴマークを付けるときと、付けないときのクリック率やコンバージョンレートがどう変化するかなどテストしています。

実際、販売数は徐々に増えており、お客様の商品選定時の判断の後押しになっていると思います。

---最後に、今後の展望をお聞かせください。


弊社独自の「そのもの納豆菌」の健康効果の研究を継続し続けたいですね。

2020年、腸内環境日本一の町を目指すことを目的として立ち上がった江北町健康プロジェクトでは、地元の町民205名に「そのもの納豆(納豆粉末カプセル)」を2ヶ月間摂取いただき、腸内細菌叢変動検査を実施いたしました。その研究結果は、2022年9月に国際学術誌nutrientsに論文が掲載されました。これからもエビデンスをしっかり数値で証明していく活動は続けたいです。

また、国内だけでなく海外にも販路を広げていきたいと思っています。

サプリメントや食品のラインナップを増やすことはもちろん、新しい分野でのそのもの納豆菌を使った商品展開を考えています。

まずは、アメリカで今回受賞した商品である「そのもの納豆」の販売拡大を目指していきます。

納豆菌で世界を変えるという夢に向かって、いろんなことにチャレンジしていきたいと思います。

免疫栄養バランス部門 銀賞

■受賞企業: 株式会社コーセーフーズ

■受賞商品:

  こうじや里村 すっきり飲める腸活甘酒RP

(厚生産業株式会社)

米・米麹・17種類の国産雑穀というシンプルな素材を長時間熟成糖化することで、甘酒らしさを保ちつつ、すっきりした飲み口です。

ノンアルコールタイプなので、いつでも誰でもお飲みいただけます。

また、金沢工業大学との共同研究と岐阜県の米生産者の協力で特殊なお米を入手。

腸内環境改善に効果のある「レジスタントプロテイン」を従来品の約4倍含む、腸活に特化した甘酒を開発することに成功しました。

インタビュー

古山 浩二 氏

 株式会社コーセーフーズ(厚生産業株式会社)

 経営管理部 営業推進課 課長

---2年前より、ウェルネスフードアワードへ商品を応募してくださっていましたが、

 ウェルネスフードアワードを知ったきっかけを教えてください。


以前、展示会場に来場した際、御社の方とお会いして、本アワードのお話を頂きました。

そこで1回応募してみませんか?と言ってくださり、応募したことがきっかけです。

---そうだったのですね。ありがとうございます。

 そこから応募しようと思った理由を教えてください。

私が今の部署に配属されたのが、コロナ禍が始まった頃でした。

当時、講習会や店頭での試食販売を活用して商品のPRを行っていました。しかし、コロナ禍になり、その手法ができなくなりました。さらに一般量販店等で商品を拡大していく方法は持ち合わせておらず、打つ手がなく困っていました。

そんな中、営業ではない部隊が、商品をお客様に取っていただくきっかけ作りができないか?と模索しておりました。


2年前に応募したラップdeカンタンぬかチューブは、残念ながら受賞はできませんでしたが、テレ朝のスーパーJチャンネルで商品を取り上げて頂く機会がありました。

それを皮切りに、めざましテレビや、ZIP、がっちりマンデー!!、ひるおびなど、多くの番組が発酵食品で免疫力を高めるをテーマで、紹介してくださり、商品も売れていきました。

やはり商品を外に向けて発信していけば、こういった経験ができると確信しました。

さらに何かできないかと考えたときに、何かタイトルを取ることができれば、それも宣伝材料になるじゃないですか。

そういった経緯で、応募することを決めました。

---銀賞受賞の結果を聞かれたときは、

 どういうお気持ちでしたでしょうか?

もともと腸活甘酒は、腸活に特化した甘酒を作りたいと思って作った商品です。

レジスタントプロテインを多く含んだお米をまず探して、それを栽培してくださる農家さんを見つけ出しました。さらに、金沢工業大学の尾関教授と、甘酒製造中に分解されるレジスタントプロテインの量を最小限に止める製法を共同開発で発見し、今の商品が出来上がりました。

私たちは創業60年にわたり発酵食品の製造会社です。素材の美味しさを生かした甘酒を作ることを意識していますので、素材にも自信があります。


とはいえ、他社の素晴らしいプレゼンテーションを聞いていて、私たちは銅賞かなと予想していました。しかし銅賞の発表時には弊社の名前を呼ばれませんでした。

もしかして金賞の可能性もあるのか?!と驚きましたが、めでたく銀賞を頂くことができました。正直、銀賞を頂けるとは思っていなかったため、本当に驚きつつも、喜びました。

---受賞の結果をどのように活用して頂けましたか?

自社でプレスリリースを発信するや、中日新聞にも受賞結果を取り上げて頂きました。

またTBSのひるおび!で視聴者プレゼントとして腸活甘酒を取り上げて頂きました。そこでパネルを制作しまして、アワード受賞ロゴをつけました。受賞ロゴでいいますと、ECサイトにも載せています。

他にも、アワード受賞後、テレビもそうですが、多くの雑誌にも取り上げて頂きましたので、受賞という結果をきっかけに色々な方に知っていただけたのではないかと思います。

最近ではインフルエンサーマーケティングもはじめ、InstagramなどSNSで情報も発信するようになりました。

色々な施策が実り、受賞した8月以降、通販の実績が前年比131.9%となり、売上にも大きく貢献されました。

一時期は売上に苦戦していた時もありましたが、やはりこのアワードを受賞したというのは非常に大きなことだったと思います。


厚生産業株式会社ホームページより ▶

https://www.kohseis.co.jp/note/detail_118.html

---今後の展望をお聞かせください。


私たちの使命として、発酵食品の素晴らしさと手作り食品の楽しさを提供し、健康をお届けしますという言葉があります。

今回受賞した腸活甘酒だけではなく弊社の商品を通じて、生活の中で一般消費者が笑顔になっていただきたい、そのためには“健康でいること”が生きていくうえで必要になります。

発酵食品を通じて、人々と社会に貢献できる会社になっていきたいと思います。

認知・睡眠部門 銀賞

■受賞企業: キリンホールディングス株式会社

■受賞商品:

    働くアタマとカラダの脂肪にホップ効果

「注意力対策とお腹周りの脂肪対策の新習慣」

注意力(認知機能)とお腹周りの脂肪(体脂肪)を同時にケアする史上初の機能性表示食品。世界最大級のハーブであるホップに着目し、20年以上のホップ研究の末に誕生。

産学官の研究に裏打ちされた科学的エビデンスに基づく信頼性、2つの機能があるのに少量小粒で飲みやすい形状、食経験豊富なホップという安心感により、元気な毎日に必要なアタマとカラダの健康を手軽にケアできます。

インタビュー

金子 裕司 氏

 キリンホールディングス株式会社

 ヘルスサイエンス事業部 新規事業グループ 主務

---2年前よりウェルネスフードアワードへ応募いただいておりましたが、

 応募するようになったきっかけまたは目的を教えてください。


応募した目的としては、商品に対する外部からの信頼性を高める、いわゆる権威性をつけられないかという考えでした。その中で、ウェルネスフードアワードを知り、もしかすると何かチャンスをつかめるのではないと思い、応募をはじめました。

ホップ効果に搭載している熟成ホップエキスという独自素材については、研究成果を学会等からいくつか表彰いただけておりますが、商品ではなかったで、何かチャンスを狙いたいと思っていました。


---「キリンホールディングス」というブランドをお持ちでも、

 より信頼を高めていく必要が当時はあったのでしょうか。


キリンホールディングスのブランドを冠することで、お客様への訴求力は高まる部分はあるかなと思います。しかし、お客様の視点で見たときに、商品を販売する自分たちだけが「この商品いいものですよ」と訴求するより、第三者からも評価を受けているという点を訴求できれば、より商品に対する信頼性が高くなるのではと考えています。

情報があふれている社会なので、商品の価値を多面的に、客観的に見せていくことが必要だと考えます。


また、社内での信頼を高めていく目的もありました。

第三者から評価、表彰されることで、自分たちがいいと思っているだけでなく、客観的に見ても可能性がある商品なんだということを、訴求したいと考えていました。

---銀賞受賞の結果を聞かれたときのお気持ちを聞かせてください。

最終審査は、発表すること自体の不安はあまりありませんでした。ただ、3分間という限られたプレゼンテーションの中で、一番審査員が重視するポイントはどこだろう?というのは直前まで悩んでいました。

結果を聞いたときは、嬉しかったと同時に安心しました。多くの研究者の想いがこもった商品なのに、私のプレゼンがよくなくて評価されなかった、ということにならなくてよかったです。

---受賞の結果をどのように活用して頂けましたか?


まず、商品をお客様に販売する際の販促物に、アワードを受賞していることを記載しています。

また法人様に商品や素材をご説明する際にも、こういった受賞もしていますと紹介しています。

やはり、外部からも評価されている商品・素材だと説明できることは、1つのアピールポイントとして機能していると思います。また、社内には応募していることを積極的に発信していなかったので、受賞を報告したときは驚かれると同時に、やっぱりいい商品なんだなという点を改めて認識してもらえました。

---最後に今後の展望をお聞かせ下さい。


お客様に商品をお届けすることで、どういう価値を提供できるのか、健康課題解決に役立てるのか、そして持続的な事業として成長していけるのかという点を大事にしています。

そのために、研究成果に基づく信頼できる商品を、お客様にご満足いただける形で提供・改良していく必要があると考えています。

また、お客様に商品を評価いただくことで、この素材を使うと、こういう魅力ある商品が開発できることを示し、他の企業様にも展開していきたいですね。

これからも、ホップという多くの方が一度は口にしたことがある植物素材の力を広げることで、お客様の健康をサポートし続けてまいります。

認知・睡眠部門 銅賞

■受賞企業: 株式会社森島農園

■受賞商品: サラダ小松菜NEO(ネオ)

眼の調子を整える機能を持つルテインを含む生鮮食品(小松菜)の機能性表示食品です。

機能性成分のルテインを手軽にかつ気軽に、野菜から効率よく摂取することができます。

独自の栽培方法で、やわらかく生で食べられる特徴を持っています。

いつもの食材と一緒に加熱料理にも利用することができます。安定したルテイン含有量で一年を通して供給することが可能です。

インタビュー

高林 千晴 氏

 株式会社森島農園

 取締役

---ウェルネスフードアワード2023を知ったきっかけを教えてください。


公益財団法人静岡県産業振興財団フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションセンターから、食品・健康食品に特化したアワードがあって、きっとサラダ小松菜NEOはここに当てはまるから出してみないか?とお声がけ頂いたのがアワードを知ったきっかけです。

本商品が発売を開始したのが2023年1月というのもあり、頑張って応募してみようという話になりました。

---当時発売されたばかりのサラダ小松菜NEOの認知度を上げたいというのが

 応募目的だったのでしょうか。

そうですね。小松菜という野菜は、どうしても食卓の脇役になりがちです。

しかし、小松菜がもっと主役になってもいいのではないか、主役にできるようになるためには何ができるのかと考えた結果、たどり着いたのが小松菜を日本で初めての機能性表示食品にすることでした。


この商品が出来上がるまで、2年以上かかっています。

他の小松菜と差別化をはかるための特徴としては、機能性はもちろんですが、生で食べられることです。

皆さんは、小松菜を基本的に調理して召し上がると思いますが、生で食べられるというのは特出するところがあると思っています。

また大きさも通常の小松菜よりも半分以下の大きさにしました。

大人だけでなく、子供にも生で食べやすいものというのを意識して、このサイズになりました。多くの方に支援を頂いて出来上がった商品ですので、こういったストーリーも知っていただきたいという部分も大きくあります。

---書類審査を通過されたとき、そして最終審査の結果を聞いた時の気持ちをお聞かせください。

書類審査の結果を頂いたときは、びっくりしました。何度もメールを読み返しました。

そのあと、声をかけて頂いた財団へも「書類審査通りました!」とメール・電話をしたのを覚えています。

書類審査通過の時点で、どこかの賞はいただけると理解しておりましたので、その時点ですごいことだね、と感じていました。

だからこそ、正直銅賞という結果は残念でしたが、認知・睡眠部門で最終審査まで残った企業が大手食品メーカーだったので、そこと一緒に戦えたというのは十分だなと思いました。

---受賞した結果をもとに何か活用頂けましたでしょうか。


プレスリリースを出したところ、大きな反響を頂きました。

一番活用できたことといえば、受賞ロゴですね。

リーフレットや名刺に入れておりますが、それを見て、受賞ロゴが高級感あるように感じる方が多く、とても良い評価を頂いております。

また社内においても、あの受賞ロゴが1つ付くだけで、気持ちの持ちようが全然違うのです。

商品が、とても誇らしく感じ取れるのですよね。今まで以上にいいものを届けよう!という気持ちが入りましたね。


このアワードをきっかけに、サラダ小松菜NEOという商品を、新しい生鮮食品という見方をしてくださっています。

飲食店や卸業者さんももちろんですが、商品としてみたときのカテゴリを「小松菜」ではなく、新しい野菜という見方をしていただいているのも大きいところですね。

---今後の展望をお聞かせください。


現在この商品は、直売、ECサイト、スーパーなど色んな手法と場所で販売を行っています。

しかし、栽培に手間がかかるため、普通の小松菜に比べて、倍の値段となってしまいます。

そのため、生産と販売のバランスがはっきり言って良い状況ではありません。

そのバランスをよりよくするため、サラダ小松菜NEOを取り扱っていただけるところを増やすというのが、1つの目標です。

また、昨年度から、別の野菜で機能性表示食品を取れるよう、栽培実験を行っています。

そちらも商品化できるように頑張っていきたいと思います。

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